私たちは常に言葉で自分を説明しようとしています。
「私はこういう人間です」と語り、自分の価値観や信念を表現するために、たくさんの言葉を紡ぎます。
でも、そのすべてが本当の自分を表しているのだろうか?
心の奥底には、言葉では触れられない領域がある。
それは、表情の奥に隠れた想い、ふとした瞬間に浮かぶ感情、誰にも見せたことのない自分自身の姿。言葉にしようとした途端、それはまるで手のひらから零れ落ちる砂のように形を失ってしまう。
だからこそ、本当の自分はいつも曖昧で、つかみどころがない。
言葉に縛られない瞬間の中でこそ、自分らしさが輝くこともある。
その一瞬一瞬に宿る“本質”は、決して言葉では収まりきらないもの。感じ取ることはできても、伝えきることはできない。
まだ本人も気づいていない可能性や魅力を一緒に見つけ出し、その人の本質や魅力を純粋に受け取り、それを自然体で表現することを意識しながらお話を聞かせていただこう。